ストーリー概要および物語の設定
超ブラックな介護施設に勤め、過労で倒れた牧野 結衣。意識を失って次に目が覚めるとゲームの世界に召喚されていた！
結衣を召喚したのは、魔王・グレル。グレルは勇者たちとの戦いで両足を怪我して寝たきりになっていた。「次に生まれ変わった時は、ぜったい介護士にならない！」と決めていた結衣だったが、世話好きな性格のおかげで、弱っているところを放っておけず魔王の介護をすることに。
その中で、グレルがゲームの設定通りの凶悪な魔王ではなく、「英雄になりたい勇者のために戦い続けるのが俺の義務」ととても思いやり深い性格だと気づく。その自己犠牲の精神を間近で見て、前の世界で自分も同じだったことに気づく。そして恨みつらみを言いながら死んだのは誰のせいでもなく、自分が自分を愛してあげなかったせいだと思い直す。
グレルには自分と同じような目にあってほしくないと思い、彼に「現役を引退して、次からは自分の好きなように生きましょう！」と提案。
グレルの“理想のセカンドライフ”に、介護士として寄り添うことを決めた結衣。魔王をサポートできるようゲームの世界でスキルアップを、今度はゆるりと目指す。