霊聴探偵一ノ瀬さんの怪傑推理綺譚(かいけつすいりきたん)

作者椿いろは




「やぁやぁ、理くん。ご機嫌いかがかな?」

「ふむ、どうやら彼は殺されたらしいね」

「この世に未練を残したままあの世には逝けないだろう?」

「お嬢さん、そんなところで何をしているんだい?」



マイペースで面倒くさがり。

人当たりがよく紳士的で無意識に人を誑かす天才。


警察関係者からは影で“変人”と噂されている美形の名探偵。一ノ瀬玲衣夜。


そんな探偵の周囲に集うは、個性的な面々ばかり。




「玲衣さん、たまにはちゃんとベッドで寝なよ。身体痛めちゃうよ」

「千晴は母親のようなことを言うねぇ」



「悠叶は案外寂しがり屋なんだねぇ。可愛いところもあるじゃないか」

「……何の話してんだ。頭湧いてんのか」

「ふふ、照れなくてもいいさ」

「……おい、いつまでもふざけたこと言ってると、その口塞ぐぞ」

「ふふん、できるものならやってごらんよ」



「えぇ、教えてくれたっていいじゃないか。私と君たちの仲だろう?」

「お前と名前を付けられるような関係になった覚えはない」

「あはは、理くんは今日もツンデレ絶好調だねぇ」

「っ、誰がツンデレだ!」




どんな難事件(?)だって個性派ぞろいの仲間と“○○”の助言で

ゆるっと解決しちゃいます。


「Shed light on the incident.――さぁ、楽しい謎解きの時間だよ」