白衣の聖女と氷雪の騎士団長様~闇の魔力を持った異教徒として追放されましたが、冷酷非情な騎士に救われ溺愛されています~

作者安城 雲雀

ある雪のちらつく晩、アリサ教会の大聖堂に男二人と少女がいた。
聖なる魔力と相反する『死』の力を持つパルマは、イロモノ神護師として教会の神父に変態貴族へと売られかけていたのである。
この国では彼女のように『闇の魔力』を身に宿すものは異教徒として殺処分を受けなければならない。このまま変態貴族に売られて…

▶ストーリー概要および物語の設定


ある晩、教会の大聖堂に男女がいた。

聖なる魔力と相反する『死』の力を持つパルマは、教会の神父に変態貴族へと売られかけていたのである。

この国では彼女のように『闇の魔力』を身に宿すものは異教徒として殺処分を受けなければならない。このまま変態貴族に売られても、玩具のように弄ばれるだけ。


――私はこの世界に居てはいけない存在。なら、この場で自分の命を絶つ。


己の力を使い、自害を試みるパルマ。その直前、彼女の前に一人の若い銀髪碧眼の騎士が現れる。


「キミの身柄は俺が貰い受ける」


ニーヴェルと名乗った彼は、神父や変態貴族からパルマを奪っていく。彼はなんと侯爵家の当主であり、氷雪騎士団と呼ばれる特殊部隊の隊長だったのだ。


本来であればニーヴェルはパルマを処刑しなければならない。

だが彼は彼女を自身の目的――6年前に起きた吸血鬼事件、その犯人を追う手掛かりだと言う。


仕方なく彼ら氷雪騎士団の一員として過ごすことになったパルマだったが、王都にて第二の吸血鬼事件が起きてしまう。

再び多くの被害者が生まれてしまう――そう思われたが、それを救ったのは意外にも『闇の魔力』を持つパルマだった。