すべて作戦通りです。王子が一目ぼれして連れてきた平民の少女を虐げて、宮殿から追い出されたけどすべて作戦通りなので問題ない。なんならその平民の少女もグルである。

作者絹江しづの

▶ストーリー概要および物語の設定

第一王子の婚約者として、そして次代の王妃となる者として、幼いころから厳しく育てられてきた名門家の令嬢セティス・マグフォード。教養はもちろん、容姿も、家柄も文句なし。幼いセティスと第一王子がわらいあいながら庭を駆けまわる様を、周囲の人間は幾度となく目にしてきた。


ゆえに誰もが、セティスが第一王子の妻となり、次代の王妃の座に就くことを当然のように思っていた。

しかし、第一王子ジョセフが平民の少女メリルに一目惚れし、宮殿に連れ帰ってきたことで事は一変する。

瞬く間にメリルが正式に第一王子の婚約者とされることが決まり、立場を追われたセティスは嫉妬に狂い、飲みかけの紅茶をかけるなどの嫌がらせの限りを尽くす。

その所業を知った第一王子ジョセフはセティスに対し、二度と姿をみせるなと言い放ち、貴族の身分をはく奪し、平民へ落とした――というのが表向きの話である。


すべては名門家の令嬢セティス、第一王子ジョセフ、平民の少女メリルの三人が、それぞれ思惑を抱き演じた作戦シナリオだった。


さらに裏には三人が互いに知り得ないいくつものの思惑が錯綜し、やがて国を揺るがす事態へと発展する。





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