海に溺れた2人は、酸素を求め彷徨う【完】

作者狂華

幸せな毎日を過ごす中、理由の分からない息苦しさを感じ始める流羽蕾。そんな時、同じように息苦しさを感じている"彼"に出逢い、流羽蕾は思わず、"酸素探てるなら、見付かるまでさ、俺が、酸素の代わりになってやろうか?"と言葉を零し…



静かな夕方の海に1人。


彼は、どんどん深い所まで歩いて行く。


そして…。


助ける間も無く

気付くと彼は、海の底へと沈んでいた。


彼の名を知らない俺は、

彼の名を叫び、止める事など出来なかった。


もしも、この背中に羽があったなら

彼が沈む前に、助ける事が出来たのかもしれない。



俺は何度も、何度も彼を助けられずに

死なせてしまうんだ…。





2022.10.23〜