マリア様は性格が悪い

作者し い

律儀に毎月振り込まれる100万円と届けられる派手なドレス。

何故だか私を気に入っているらしい男。

家を引越しても、電話番号を変えても、何をしたって私を探し出すような暇人としか思えない行動を起こす人。

「僕が簡単に逃すとでも思ってんの?馬鹿で可愛いね。」

馬鹿なのは、こんな私に価値を感じてい…





理由も分からず与えられる大金は

遠慮なく使わせていただく




自分の趣味でもなければ着用する機会もない

ブランド物のドレスを売ることに

躊躇なんてしない




誰がどう見ても性格が悪い部類に該当する




「もっと僕に強請ねだってよ」




そんな私に価値があるなんて本気で思っているのなら

この男は頭と趣味がどこまでも悪いのだと思う