蓮見多香子はいままでずっと、少女漫画で言うところの「主人公の友達」ポジションとして生きてきた。意中の相手からは意識されず、いざ彼氏が出来てもフラれ、なんだかんだで30の誕生日の日。多香子は男友達から飲みに誘われる。いつもの居酒屋でいつも通り男友達たちの面倒を見て、自分のポジションを全うしていた多香…

少女漫画で言うところの、主人公の友達。

私の人生は生まれた時から決まっていると思っていた。


だけどある日、居酒屋のアルバイトくんの言葉で、世界は変わり始める。


「せっかく多香子さんと付き合えて、別れることとかあるんだ」


年下だからとブレーキをかけていた私の心も次第に効かなくなっていく。


だけど彼には私にも隠している秘密があった。