ドS弁護士は罠を張る~病院で目覚めたら危険な男の婚約者になってました~

作者邉 紗

化粧品メーカーの研究員として働いていた文は、ある日突然秘書課へ異動となる。
そこで待ち受けていてのは、苦手な顧問弁護士の七生であった。仕事で取引先のパーティーへ出席する事となった。慣れないヒールとドレスで、階段から落ちてしまう。病院で目覚めると七生が付き添っていて、文を婚約者だと言う。意味がわから…


会社の顧問弁護士  間宮七生



「俺の世界にはね、勝訴か敗訴しかないの」


勝ち誇った顔は一気に距離を詰めて、文はソファに押し倒された。



×



化粧品メーカーの研究員 → 秘書  旭川文


「俺の勝ち」


耳元から吹き込まれた囁きに、敗訴を自覚した。