彼の生きる理由は、死んでいる私だった_____たとえこの命が終わっても、私たちはまた巡り会い、恋に堕ちていく。

月の下、私は君と出会う。




「そのため息、すっごく悲しい音がする」

「空っぽだからだよ、きっと」




お互いの空虚な毎日が色付き、光を帯びる

だけど私は、




「おやすみ。どうか、生きてね」




君と、同じ時間を過ごせない運命だった。