数合わせで参加した合コンで一人の男の人に惹かれた円香は温室育ちのお嬢様。一方、とある理由で合コンに参加した伊織は、たまたま隣に座った合コン慣れしていなくて緊張していた円香に優しい言葉を掛けた、ただそれだけだった。
この出逢いは、二人の運命を大きく変えていく。
※この小説はあくまでもフィクシ…
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深入りさえしなければ、
知らなくていい一面を知らずに済んでいれば、
こんな気持ちを知る事は無かった。
「俺、お前みたいな温室育ちで何も知らずに育ったような女は嫌いなんだよ、この世で一番」
住む世界の違う二人は、
決して相容れないはずだった。
「私、知りたいんです……貴方を、もっと知りたい」
危険だと分かっていても、
惹かれ合う想いを止められなかった。
住む世界の違う二人。
そんな二人の運命は、
出逢った瞬間から、決まっていたのかもしれない――