27歳で不幸体質の水埜未明は、4社目の会社をリストラ＆元カレに金を騙し取られて人生崖っぷち。そんな中逃げた飼い猫を捜索している最中に探偵事務所を見つけ、社長で探偵の二神涼聖と出会う。無事に猫を見つけると、午前０時に涼聖の容姿と性格が変化。彼は12時間ごとに真逆の性格に変わる二重人格者だった。
驚く未明は、涼聖に強引に連れられて歌舞伎町へ。ロマンス詐欺師をおびき寄せる囮としてラブホテルで待機されられていると、未明から金を騙し取った元カレが登場し、助けにきた涼聖に銃口を向ける。危機を乗り切り未明を救った涼聖は、「俺の女になれ」と言って未明を抱こうとする。邪魔が入りキス止まりだったが、未明は涼聖を意識する。
それから二神事務所の社員になった未明は、昼の涼聖（以下、涼）とはペットや不倫の調査を共にし、夜の涼聖（以下、聖）とは闇社会の調査で危険に脅かされながらも業務をこなし、明け方に聖に抱かれる。金を積まれたら法を犯すことも辞さない聖にハラハラしながらも、未明自身も自分をパワハラした上司の不倫の証拠を掴んで会社から追放したり、妹の婚約者の悪事を暴いたりと成果を上げていく。
強引だけど体の相性が抜群の聖と、やさしさで包み込んでくれる涼との三角関係に揺らぐ未明だったが、涼聖が幼少期に双子の弟が事故死したことが原因で二重人格になった過去を知り、涼聖を救いたいと考える。しかし二重人格を治すとどちらかの人格が消えるため思い悩んでいた。
そんな中、未明はヤクザの抗争に巻き込まれて囚われてしまう。聖は命懸けでアジトに乗り込み未明を救い出すが、致命傷を負い命の危機に。未明が絶望しているとパート事務員の柴谷国江が来て緊急手術を実施。国江は元天才外科医だった。
一命をとりとめた聖だったが、昼になっても涼の人格に戻らない。そのことに悩む聖の姿を見た未明は、二重人格を治すことが彼のためにならないことに気づき、必死に看病する。また、聖に抱かれない日々の中で、未明は聖に気持ちの面でも強く惹かれていることに気づいた。
それから傷が完治すると涼聖の二重人格が復活。涼は未明を初めて抱こうとするが、未明は聖が好きだと伝えた。涼は悔しがるが、未明の想いを尊重する。
そして未明は闇社会の探偵業に復帰した聖に同行し、明け方に抱かれる寸前、未明は自分の想いを伝える。すると聖は「未明は最初から俺の女だ」と言って、いつも以上に未明を激しく抱いた。
未明は不幸体質を克服し、本当の幸せを手に入れる。