クールなきみと、甘くない秘密。

作者月瀬まは



初めての恋は甘いだけじゃない。
だけど、クールに隠された本音はとびきり甘いものだった。




ある日、

クラスメイトの秘密を知ってしまいました。





「好きなの?」


「でも、あのふたり……」




クールなきみの秘密は、

心の奥底に隠された熱い想い。




「うるさい」


「ほら、こんくらい別に大したことない」




きみの秘密を知ってしまったせいで、


わたしたちにも秘密ができて……。








きみの秘密


わたしときみの秘密



それは全く甘くない。


初めての気持ちは、くるしいばかり。









「なんでお前が泣くんだよ」


「もうとっくにお前だけだよ」








ねぇきみは、なにを秘密にしているの?