きみに恋した日、風は強く吹いていた

作者まお

中三の春。委員長の綾原礼夏は男子のケンカを止めようとする。けれど、礼夏より早く喧嘩するふたりの間に入ったのは新野颯大だった。サッカー部のエースで、女子に人気で、去年の秋上級生の腕を折った……

 その少年は風のように私の心に入りこんで。