あやかし猫社長は契約花嫁を逃さない

作者有沢真尋

限界社畜生活を送るズボラOLの古河龍子は、ある日「自宅と会社がつながってれば通勤が楽なのに」と願望を口にしてしまう。

あろうことか願いは叶ってしまい、自宅の押入れと自社の社長室がつながってしまった。

その上、社長の本性が猫のあやかしで、近頃自分の意志とは無関係に猫化する現象に悩まされている、と…

「お猫様は……、弊社の猫宮社長でいらっしゃいますか」


「そうだと言ってるが?」


「社長、猫だったんですか」


「現状、猫だ。ここまで見られた以上、古河さんには厳重な口止めが必須だ」







表紙写真:

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