俺だけの特等席【完】(春の短編小説用)

作者狂華

【誓いの十字架】の番外編的な物語、BL。兄弟同然のように育ってきた、希跡と翼。2人は幼馴染であり、恋人に。激甘な翼とは反対に、ちょっぴり塩対応な希跡のほっこりした日常




希跡きせき〜」


「ねぇ、希跡知らない?」



言ってしまえば本当に


ウザイくらい(でも、ちょっぴり嬉しい、、)


つばさは、俺の名前を口にする。


そしていつも、俺を捜してる。


そんな翼が、俺を呼ぶその声が、大好きなんだ。


だから、いつまでもずっと、

翼の隣は、俺だけの特等席で在りますように。


そう、願っている。







*BL物語です*