小学生時代の友人に、嘘が大好きな男の子がいた。その子はある日、玩具の卵を持ってきて「かいじゅうのたまご」と言い、授業中もずっと大切に温め続けたんだ。これは青春時代のある一人の嘘つきな友人のことを振り返る、文学短編。