石畳、セミ、それで

作者そう

しょうちゃんがばかなことをやって、

たけちゃんがげらげら笑っている。

うるさいなあ、と顔をしかめるモモ。


「もりぞう、どうしたんだよ」


しょうちゃんはいつも、変なあだ名でぼくを呼ぶ。

ぼくがいやな顔をすると、しょうちゃんは「悪い」なんて

全然悪くなさそうに言うのだった。