狼に拾われた遊女

作者アヤカ

遊び遊ばれの日々
ただ嘘でもいいから
愛を感じたかった


そんな、あたしを拾ったのは
赤色の瞳をした狼のように冷たくどこか孤独な男でした

遊んでは捨て

時には遊ばれ捨てられて



いつもそんな日々をおくっていた




ただ少しでもいい

愛してほしかっただけ


どんなかたちでもよかった…






『お前そんなことしてて楽しいのか』




『楽しいよ

あなたも、あたしと遊んでくれるの?』





赤色の瞳をした男と出会ってから

あたしの毎日は大きくかわった