「塔子さん、かわいい」
「はあ? なに言ってんの」
「塔子さん、かわいい」
「あーうるさい」
「塔子さん、…かわいい」
「っ、黙ればか犬」
「ふふふ、やーっぱりかわいい」
普段の彼は、犬っころ、のち子供。
しかし天気が変わるのと同じように、彼の表情もくるくる変わる。
「塔子さんは、俺の。だってご主人様でしょ?
…逃がさない」
ときどき狼に、ご注意あそばせ。
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