オワリ国の姫《アイナ》は夏のある日、町でとある少年と出会った。結婚が、決まっている身でありながら、アイナは心引かれる。
異世界を舞台にした切ない恋愛ファンタジー物語

醜い

醜い

醜い

アヒルの子





どうしてそんなに醜いの?





ずんぐりした灰色の毛に


真っ黒の口ばし








私たちとあまりにも違う



その姿







でも本当はそんなあなたが





羨ましかった




   


だって




私知っていたもの





あの美しい 白鳥の子供だって




本当は知っていたの







私は




誰も知らない




六番目のアヒルの子