君がいないから、僕に春はもう来ない。君と出会った季節。君を失くした季節。君の顔、姿、声、笑顔を、桜を見るたび、思い出す。僕らの最後は、悲しすぎた。
『あべくんはもう、わたしのこと、好きじゃない?』
桜が舞う季節に出会った僕らの終わりは、
また、桜が舞った頃