ニューヨークの寒空の下で

作者CHIKA


「あ、雪が降って来たよ!」


そんな周りの声に気付いて顔をあげると


冷たい雪が私の顔に落ちて来た。


冷たく無機質に降って来る雪を見上げると


私は嫌でも思い出してしまう。





恋愛に


夢に


友情に




なにより自分自身のアイデンティティーに





翻弄された私の8年間の留学生活