哀しみの音色【完】

作者美憂

あたしの前に現れたのは

一番逢いたくて……
でも一番逢いたくない、

そんな顔をしたあんただった。

どうしても伝えたい


この悲痛な想い…


だけどもう貴方はいない。



あたしの前に現れたもう一人の彼。


似ているけど彼ではない。



彼に惹かれるのは似ているから?


それとも……




「俺は絶対に死なない!」





もう一度…

時間を進めてもいいですか―――。