私は人とかに触れられるのが、嫌なのだ。
まるで、そう、嫌いな虫を触ってる感覚に近い
さとしは好きな方だとは、思うでも、本当に悪いとは思ってるけどなぁ~
なんとなく、きずけば、放課後である
「こゆきなんで、さとし君の手握ってあげないの」
楓(かえで)は唯一の恋バナできる
親友が私のためいつもそのネタだ
「だって、嫌だもん」
わたしは目を細めて答えた
「あなた昔からそうだもんね~でも彼氏なんだよ」
まるで説教する先輩のように言った
「え・・・じゃあ彼氏は手を握るもんなの?」
ひとさし指をつんつんしながら机見つめて答える
「そういうのじゃぁないけどさぁ あんたは嫌だけど、
さとし君はそれだけでもうれしいのだよ」
まるで欧米人みたいに体を動かしながら、アクティブに語る楓
「ふ~ん そうなんだ」
わたしは机に寝そべって顔だけ親友を見つめて、つぶやいた
楓は、さとしがくるとまるで、避難するかのようにいつまにか教室を退散していた
「一緒に帰ろうぜ」
あからわずたぶん イケメン部類だと親友は語るけど私的には幼い顔してる彼氏だと思っている
「うん」
さすがに彼氏なのでちゃんと姿勢よくして、スマイルで答えた
いつも一緒に下校は日々だった。