黒い唇【完】

作者かとり千仔

蝶子と銀色執事と旦那様のお話。彼女が全てを知った時、何が起こるのか。執事と旦那様の秘密とは何なのか。時代背景も固定概念もないお話の序章。ファンタジー。




これは

むかし、むかしのお話か、

未来、未来のお話か、

そんなこと誰も知らなくていいことで。



ここはどこで

私は誰か、

それさえ知らなくていいかもしれない。



でも、それでも私は知りたい。

例えそれが……







ー神の定めた禁忌だとしてもー







「ー…僕の蝶子。」

それが私で。


「蝶子様」

それが私を縛るもの。





永遠があっても、

貴方を見つけてみせる。







恋愛/禁断/執事/ファンタジー/非現実

性描写、あります。苦手な方はご注意。