魔法の様な力が存在する主人公の世界では、1人の女性の犠牲によって世界が保たれたと言う。主人公のカイル・アーリテは、そんな歴史を真実とは思えなかったのだが…
世界は1人の女性を犠牲にして守られていた。
その女性はとても美しく、とても悲しい姿をした…、平和への犠牲。
「ユーリアス、我を道具にカエテくれ。」
「…、だめです、あなたが囚われているから世界は平和を保てたのだから。」
「…、世界は平和でなければならない…。」