ぱるる

短いのに美味い!
若い世代に好まれる携帯小説の中では視点が違い異端の作品だと思いますが、拝読して損はありません!


先ず主人公が妄想が激しい中年オヤジという設定に驚きを覚えます。


しかし何故か不思議と性別も世代も違う中年オヤジに共感できる部分が多いにあり…不思議。


それは年齢、性別、未婚、既婚を越えても《恋》するという気持ち…人のありのままの喜び、欲、後悔等…屈折しつつあり、それでいても純粋である感情が真摯に書き綴られているからだと思います。


哀愁、希望、笑い、刹那。


恋の最後は幾つになってもほろ苦く…。


短いのに沢山美味い


熟した香り漂う素晴らしい作品です。


是非とも中年男の恋心、覗いてみてください!