「俺は婚約を破棄した覚えは無い」と告げる彼。
刺す様な視線の矛先は―――私。

発せられた声、目に入ったその姿に、無意識に上げた悲鳴。

浮かべた笑顔とは裏腹に、その瞳の奥は笑っていなかった。

刺す様な視線。

その矛先は―――――私。