冥府の王ハーデスは愛犬ケルベロスを冥府の門番に据える。
太陽も昇らない冥府の谷間に響くのは死者の叫びか猛犬の咆哮か。
赤い月の下に始まる犬と魔女の物語

 


 


その犬 


 


 


五十の首と


 


蛇の鬣(たてがみ)を持ち


 


青銅の声で鳴く


 


 


 



 


 


タルタロスに響くは


 


 


死者の叫びか


 


猛犬の咆哮か


 


 


赤い月の下に始まる


 


犬と魔女の物語