あの日、私を助けたのは漆黒の吸血鬼だった。 非現実だけど、リアルな恋を――

赤い満月の日の夜、私を不良集団から助けたのは、

一人の気高い吸血鬼の王だった。



「絶対に貴方の思い通りになんて、なってやらないんだから!」



なのに、いつからだったろう?

抱いていた敵対心が無くなって、それが恋心に変わったのは。



ストックホルム症候群?

違う、そんなんじゃない。

確かにあのとき、私は心から貴方を愛していた――。






非現実的だけど、リアルな恋を。







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限りなくファンタジー色の強い恋愛ものなので、一応ジャンルはファンタジー。苦手な方はプラウザバック推奨。


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