御三家の嘲謔㊦【完】

作者縹麓 宵

見え隠れする、事件の黒幕。ただ手は届かないまま夏の盛りへ突入。揃ったのは微妙に仲良くなった二人、兄弟みたいな喧嘩をする二人、そして保護者一人。第二幕/別荘篇

「残念だが、味方には順位がある」

「計算ミスにもほどがある」

「……なんで頑なに否定すんの」

御三家VS御三家──

計算ミスは、どこで起きた?

嘲謔㊦

まさかアイツが……有り得ない……

距離をとりつつも


本当に、俺は莫迦で最低だ

泣きたいほどに頭を抱えて


下僕としてよろしくね

どうか、その壁だけは崩さないでほしかったのに


ごめんね

積み上げた壁の崩れる、音がする


2018.11.17 上下分冊


この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。