「ここ、鷹仁高校の辺境の地だから」――旧校舎の端の端。トラウマ持ちの能天気少女が出会ったのは、明るく笑う不良少年。愉快で刺激的な高校生活、開幕!



お世辞にも優等生とは呼べない彼の、


あけっぴろげな笑い声に何度も救われた。





無表情とマスクが標準装備


「名前じゃなくて、

名字で呼んでください」



×



悪魔みたいに綺麗な顔した不良くん


「ここな、俺らの秘密基地」



     「学校に秘密基地って⋯⋯」









未熟で臆病で不器用


人間関係の玉突き事故も日常茶飯事




『いい子』を蹴散らした


少年少女の青春模様