いっそ、痛みも悲しみもわからなければいいのに

作者海乃くらげ

それはキケンな初恋。ー嘘つき少女「瑠衣、たすけて」×過保護な少年「何があってもみぃを守るから、安心して」そんな2人の歪んだ恋物語ー

「また、転んだの?大丈夫?救急車呼ぶ……?」





ただ、膝にマシュマロみたいな




真っ白な包帯を巻いているだけなのに……





「ううん、救急車は大丈夫かな……」




「そう?無理しないでね。倒れたら僕がいつでも保健室に連れてってあげるからね」





キミはいつも心配してくれる。




そうやってキミが優しくしてくれたり、





ふんわりと微笑んだ唇から

八重歯を覗かしたりするのが嬉しくて……





あたしは今日もウソを吐く。





。・:+°ウソつき少女×世話焼き幼馴染。・:+°





「救急車は呼んじゃダメだよ、瑠衣るい!」


堀川 美咲ほりかわ みさき




× × ×




「まーたそんなとこに包帯して

……僕が消毒してあげようか?」


五十嵐 瑠衣いがらし るい





いつも隣にいる幼馴染だから……



これから先もずっと隣で笑っていてね。





「ねえ、僕だってね」



「なによ、瑠衣るい



「幼馴染である前に………なんだよ?」





この柔和な幼馴染が不敵フテキに豹変する時、




「僕がどれくらいみぃの事好きか……

今すぐ、ココで教えてあげようか?」




あたしはやっとキケンな初恋を知る



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