続・開けずの手紙【完】

作者storu

”百夜殺し”の鎖は断たれていなかった…。身近かで頻発する女子高生の連鎖自殺に高校教師の奈緒子はそう確信。亡き父の友人と共に呪いの拡散阻止を決意する。



ーくびれ柳の根元に埋まっていた鬼島則人5枚目の手紙よりー




先生、僕の定めた”百夜殺し”のルールです



毎夜、先生は意識の中で殺されます



それ、100夜耐え凌げば呪いは解かれます



ギブアップは自ら命を断つ決意の上申のみ



ただし、最低一夜は殺されることを義務付けます



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その時点で殺された数だけの人間を選び



”百夜殺し”の呪いを念じた手紙を送るのです



先生が自殺する直前に、”開けずの手紙”を…



最大で99人になりますが



逆恨み程度ならいくらでもいるでしょう



呪う相手なんて…





前作のあらすじ:定年間近かの高校教師丸島は、20数年前に赴任していた学校の同窓会で、当時の男子生徒だった鬼島から、就職相談での不適切な対応を謝罪するよう求められた。丸島は教師の体面を優先し突っぱねたが、以後、毎年鬼島から謝罪を要求する手紙が届く。丸島は教師仲間の和田に相談し、内容証明で対応を変える考えのないことを通達するが、それから2年後、鬼島が自ら命を絶ち、”逆恨み”を盾にした呪いが執行される。だが、鬼島の真意は逆恨みはにあらず、”開けずの手紙”による”百夜殺し”の呪いの輪を拡散することだった…。