ハムスターの心臓

作者尾原 ジョウ

彼女は俺の手を取り、胸の上に置いた。ドキッとした、柔らかい感触。
ハムスターと同じ鼓動。寿命は短いと彼女はいいはなったのだった。

オリンピックが近づいてきた。

この日を目指し、どれだけのアスリートが汗を流し、涙を流したのだろうか?

たった一人が日本国民の期待を一身に受け晴れ舞台へ上がる。

だがその陰には、悔し涙を流す、多くの人がいることも忘れてはならない。


俺もその一人、彼女の事は、絶対忘れちゃいけないんだ。


SS小説です。

短い話です。

どうぞご覧ください。