狐の愛慾奇譚

作者藤巻 さあや

ヒトと妖が共存する大国の一風変わった大河ロマン







九十九神






それは日本に伝わる、



長い年月を経た道具などに神や精霊(霊魂)などが宿ったもの






人を誑かすとも評された





また



古注釈書や或る説では百年生きた狐狸が


変化したものを「つくもがみ」とも指している







「つくも」とは





「百年に一年たらぬ」


という表記が絵巻の詞書きに綴られており、




「九十九」のことであるとも解釈されていた