忘れじの君

作者真生

ある少女と青年の物語です。互いの想いだけでは叶わぬ願い。最後の優しさが生んだ悲しみ。そんな無常さを描いてみました。


ずっと一緒...


そんな願いは森の暗闇に掻き消された。




泣いても、

叫んでも、


後戻りはできない。



たった一つ。


ただ一つだけの願い。






「あなたと一緒に死にたかった」