赤に燃ゆる

作者木乃梢

「許されない恋」「上司と部下」「鈍感」「じれじれ」を目指して、甘いラブストーリーに出来ればと思ってます。似非和風がテーマ。

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私の存在意義はいつだって、“影”だった。双子の兄の、影。兄のために存在し、兄がいなければ私も消える。

光の世界――表舞台は、兄のもの。

憧れに胸を焦がしたその世界だったけど、突如として私のものになった。……いや、以前として兄のものであることに変わりはない。

変わったのは、私。

“私”は失われ、光と影が一つとなった、完全の“兄”が生まれただけ――。