それでも本音を言わない彼女の事情。

作者和歌

かっこよくて優しくて、時には叱って。僕らを見守りながら苦労する彼は僕らのオカンだ。暴走族だって彼を頼ってる。そんな彼が惚れたのはある一人の小さな小さな少女だった






僕の愛した彼女は。




誰よりも彩やかで

誰よりも優しくて

誰よりも嘘つきで。





そして誰よりも



“さびしがりや"




だった。





「世界は君に優しすぎたんだね、きっと」