今迄で一番、輝いた海。

作者里李愁

3人の間に恋愛はない。けれど友情では何かが足りない。ならば何?亜美・隼人、貴一の、たった1人を想うひと夏の思い出。



あることを境に

声を失ってしまった少女


国 仲 亜 美 (18)



彼氏でもないのに

亜美の傍を離れない少年


津 田 隼 人 (18)



突然現れて

2人の間に入ってきた少年


北 川 貴 一 (18)










海へ行こう


人は海から生まれたんだ

母なる海って言うだろ


真夏の海は特に最高だぞ

きらきら光を反射して


青にも紺にも緑にも映る


なぁ。お前にはどう見える――?






今はもういないあいつは、

そう言って海より眩しく笑ったのだ。