君が見ている景色

作者Chihappy_1


分からない。



あなたが見ているものが、どうしても。



どうしたら、あのとき、別れを言わなくてすんだ?



何度問いかけても、答えは見つからなくて。



やっぱり大好きで。



だから、捨てる事も、身につける事もできなかった私は、



あなたに対する思いとともに、向日葵のネックレスを閉じ込めた。



はずだったのに。



“帰ってきた私”、そこで、待っていた君。



…本当に、あなたの見ているものは、分からない。



その冷たい瞳の中に、何がうつっているの?