あの夏、私たちはまだ18だった。【完】

作者藤川 巴

高校三年の初夏に、たらい回されるようにたどり着いたここは海の見える街。直向きに歌う彼と、絵を描くしかできない私の間にはいつだって埋められない何かがあった。

恋とはそういうことなのだろう。



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勝手に凍えていたわたしの心には、少し眩し過ぎた彼の歌声。


「絶対約束守れよ!」



豪快に笑う彼の横顔を、わたしはただ見つめていた。





20160321 加筆