あふれるほどのありがとうを、あなたに。【完】

作者ちひろ実梨

ゆううつな日々を変えてくれたのは、ひとりの同級生の男の子でした。

彼には他に大切な人がいるから、想いは伝えることも、伝わることもないけれど・・・。


もしも生まれ変わったら・・・なんて、意味がない。


今このときでなければ、あなたに出会うことすら、できなかったんだから。






決して伝えることも、伝わることも、届くこともない。


頼りなくはかないのに決して消えない、私の、恋心。