「天使はね、願いを叶えると人間になれるのよ」
小さな頃の夢を見た唯は、その日不思議な青年渉と出会う。
「俺ね、実は天使なんだ」
渉は病気で心を閉ざす唯の心を次第に開かせる。
次第に許されない恋に落ちてしまう二人に待ち構えていたのは、あまりに残酷な運命だった……。
作者の実体験も含まれた、悲しくも愛に生きるお話。