荊詩 Ibara-uta

作者乃愛

いつになったら

私は幸せになれますか?


何をやっても

どう頑張っても

幸せになんかなれませんでした


いつになったら

裏切りという言葉がなくなるのですか?


楽しくて

明るくて

愛しい日々はこないのですか?


苦しくて

冷たい

それだけが、生きるということなのですか?


私の願いが、もし叶うなら


――私はただ、自由に

歌いたいのです


そんな、小さな願いすら

叶わない現実になってしまった



―――私はいつになったら、

自由に歌うことができるのですか?