ただ、“すき”と言ってほしくて

作者toma

僕は一体誰なんだろう。




ねぇ。






鏡に映っているのは本当の僕なのかな。






いつかのキミは言った。






「忘れないで」と。






僕は今も君の全部を忘れることができないよ。







この流れる滴を






このこぼれる想いを








ただひとつ汲み取ってほしくて。







そう








ただ、“すき”と言ってほしくて