『表』があれば、そこには必ず『裏』がある【未完】

作者なお子

ファンタジーものですが、書きたかったのは、その中の恋や嫉妬や友情です。初めての作品ですが、読んでいただけたら嬉しいです。


裏の存在を知る者は

それが表ありきだと気づいている




しかし




表しか見えていない者は

それが表であることすら気づかない

ましてや

裏が在るなんて…







――仮面を被って生きてきた少女


「お前なんかいらない、って言われるのが 怖かったのよ。」



――過去を無くした少年


「俺にとって、彼女だけが拠り所だったん だ。」



――人懐っこい一国の皇子


「いつも僕の隣にに居て欲しいんだ。」



――自分の未来は語れない占い師


「あんたの瞳に見透かされてる気がして怖 いわ。」



――忠誠を誓った忍


「お前が傍に居るならどんな形だって構わ ない。」