- 最終更新日
- 2010/07/25
- 作品公開日
- 2010/02/19
- ページ数
- 完結 16ページ
- 文字数
- 4,315文字
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作品コメント
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- 栗栖ひよ子
春風は、きっとあなたの近くにも 柔らかで、暖かな、まるで春風のような、綺麗な文章でした。 ただ、せっかく文体が柔らかいのに、主人公が終始説明口調なところに、堅さを感じてしまったので、少しもったいないかな、と感じました。 吉岡さんが、橋本くんの手が止まったのに気付き、声をかけるエピソードが、とても印象的で、吉岡さんの人となりがよく理解でき、とても素敵でした。 主人公が回想しているところから、実際の場面に移り変わるつなぎも違和感なく、素晴らしかったです。 日常のふとした瞬間の出来事だからこそ、キャラクターの性格を、何よりも雄弁に語るのだな、と感じました。 説明だけでなく、このような、橋本くんの、吉岡さんとのシーンをもう少し入れて欲しかったかな、という気がしました。 二人の関係性や、吉岡さんから見た橋本くんの印象なども、できれば知りたかったので……! 本当の自分を、こっそり見ていてくれる人が、いるかもしれない。 気付かないだけで、春風のような優しい出来事は、きっと転がっているんだよ――と、あたたかい気持ちにさせてくれる作品でした。 読後の余韻もよく、おすすめです!
- 白百合 マコ
綺麗な作品 とっても素敵な作品でした。 描写が とても綺麗だったので読んでいてうっとりしました。 携帯を覗く彼女の瞳…う~ん、いいですね とっても見入ってしまいそうでした。 それに最後、主人公の彼が勇気出したなぁと思いました。 それに女性の笑顔って見ているこっちまで 微笑んでしまいますよね。 短い文章でしたが面白かったです。 これからも素敵な作品を書いてくださいね♪
- 川瀬リノ
心地よい清風 私、あまり男性視線からの小説は読んだことありませんでした。 いつも女性視線の作品なので、読むのに戸惑いがあったんですけど。 ……素敵でした。 まるで、2人の会話が風になるように横を通り過ぎる感覚がしました。 気づかないふりをするのは、人間の性ですもの。 好きという気持ちを知りながら、わざと気づかないふりをする。 本当に、素敵でした。 がんばってください。