月夜に導かれて

作者みうか

普段の彼は私に仕える執事。



「おはようございますお嬢様」


「いってらっしゃいませ」


「お帰りなさいませ」


「おやすみなさいませお嬢様」



だけどその後に耳元で


「11時な」


そう呟く彼との恋は

絶対に知られてはいけない禁断の恋―。