カモメ人間ケツゲダー

作者T・ボヘ美

これは、時代に揺れ、心苦しさに駆け抜けたカモメ人間ケツゲダーとそれを取り巻く迷走の人物たちを描いた突き出すための一瞬の物語である。

-プロローグ-


カモメ人間ケツゲダー、彼は偉大なる博士によって造り出されたカモメ人間である。


彼は日々街にはびこる悪を一掃するため奮闘している。

しかし、実状は都合のいいポロローン共和国政府の犬である。


その彼について紹介しよう。



彼は普段、帝都立人造人間小学校に通うごく普通の小学生。

みんなからはカモサピエンスという愛称で親しまれている。

見た目は普通のカモメ人間なのだが、ポロローン共和国政府の要請を受けるといついかなるときであろうともスーパーケツゲダーに変身(これは気持ちの問題である)し、ただちに現場に急行する。

マッハのスピードで空を飛び、すごい力で敵を倒す。

活動の目的についてはポロローン共和国政府より説明はなく、与えられた任務をただただ派手に遂行するだけである。



これは、時代に揺れ、心苦しさに駆け抜けたカモメ人間ケツゲダーとそれを取り巻く迷走の人物たちを描いた突き出すための一瞬の物語である。